焼却炉で焼死

 1973年3月10日午前12時45分、北海道様似郡様似町で小学3年の男子生徒(8)が学校から帰宅途中に行方不明となり、午後3時50分に1人で近くの木材工場にいたとの目撃情報が最後だった。

 3月11日午前8時20分、工場の焼却炉で男子生徒は骨になって見つかった。焼却炉はおが屑や木片を焼くもので、2つの工場から長さ14m、幅35cmのベルトコンベヤーで秒速1.7mで自動的に焼却炉に運ばれるが、男子生徒はこのベルトコンベヤーに誤って落ちたらしい。事故と思われる当時、37人が作業していたが誰も気づかなかった。焼却炉は3月10日は午前10時から午後5時まで稼動していた。


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