矢島由紀



矢島由紀(やじまゆき 1962年2月11日生)
 [女優]


 千葉県出身。子供の頃から運動が得意で、バレーボールかバスケットボールの選手を目指していたが、宝塚歌劇団のベルサイユのばらを鑑賞したことがきっかけでタカラジェンヌにも関心を示すようになる。東海大学精華女子高等学校を卒業後の1981年に、憧れの志穂美悦子が所属するジャパンアクションクラブ(JAC)に入団し、テレビドラマ『柳生十兵衛あばれ旅』や映画『冒険者カミカゼ』(1981年)、『ISAMI』(1982年)に出演した。1983年には、東映のメタルヒーローシリーズ『宇宙刑事シャリバン』にてベル・ヘレン役を好演し、森永奈緒美とともにポスト志穂美悦子としてアイドル的人気を確立した。

 1984年には東映のスーパー戦隊シリーズ『超電子バイオマン』に小泉ミカ/イエローフォー役で出演するが、第7話から9話分のアフレコを前に消息不明となる。その後も彼女と全く連絡が取れない状態となり、そのまま降板。このような状況下で制作された1984年4月7日放送の第10話では、矢島演じるミカは終始イエローフォーの姿のままで登場し、同話で反バイオ粒子を用いたバイオキラーガンの攻撃を受け、息を引き取るというショッキングな形となった。女性戦士史上初の「戦死」扱いになり、埋葬シーンでも採石場にてスーツ状態のまま弔いが行われ遺影も飾られていない。

 この矢島の降板に伴い、第11話以降は新たに新人の田中澄子が「矢吹ジュン/2代目イエローフォー」として加わり、番組は継続することになった。また、第7話から10話では矢島と声質が似ている声優の田中真弓が代役として声を吹き替えした。なお、矢島の所属事務所であるJACは、この無断降板の埋め合わせ及びお詫びとして、当時同事務所のエース俳優だった真田広之を急遽ゲストとして『バイオマン』第13話に出演させた。通常、役者不在における降板劇はその数話前から何らかの事情で出られなくなり、そのまま降板に流れるケースが多いが、矢島の件は第9話まで確実に出演していたにも関わらず、翌週で不在・降板というあまりにも突発的なケースだった。

 失踪の理由については、絶頂期の中での失踪劇ゆえに様々な憶測が囁かれ、「マネージャーと駆け落ち」「レズで同性の恋人と駆け落ち」「監督と喧嘩して降板」など諸説あるが、真の理由は現在においても明らかにはなっておらず、その消息も未だに不明のままである。この作品で共演した郷史朗/レッドワン役の阪本良介も、降板以後全く連絡がないこと、失踪前日の別れ際に彼女が「私、明日失踪するから」と言った事を明かしている。





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